いちごおれはお好きですか?



「おじゃましまーす…」


私は靴を揃えてから先に歩く先輩についていった。


『適当に座って』


先輩はケーキを机の上において台所に向かった。



椎名先輩のおうち…すっごい広い。それに凄く綺麗にしてあって、私の部屋なんかよりよっぽど綺麗だ。


「先輩のご両親は…?」


『一人暮らしだから』


そう…なんだ…
知らなかったな。




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