いちごおれはお好きですか?




『知らなかった?』


先輩は顔を赤くしながら、私のことをもう一度抱きしめた。



「だって、私なんて可愛くないし、年下だし…」


私より良い人なんてたくさんいるのに…

…私なんかで良いの?



『美也ちゃんは可愛いし、優しいし、俺はそんな美也ちゃんが好きだよ。』


柚月先輩の言葉に、私は真っ赤になった。




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