いちごおれはお好きですか?

体育祭







「…はあ…。」


私は屋上で空を見ながら大きなため息をついた。



どうしよう…



「体育祭なんて無理だよ~!」

私の声は、大きく広い空に吸い込まれていった。





『…うるさい』



この声っ!



「し、椎名先輩!」



今の…聞かれちゃったよね、

…恥ずかしい/////



「いやあ、あの、気にしないでください(汗)」



椎名先輩は何も言わずにゆっくり私の横に座った。


近いな、/////




『何が無理なの?』




「…へ?」




『体育祭』








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