いちごおれはお好きですか?






はあ…


椎名先輩、ずるい。



あんな顔で見つめるなんて…。
可愛すぎるよ/////





『あれれ~、桐乃ちゃん?』



私が一人で廊下を歩いていると、後ろから聞きなれた声がした。



「柚月先輩!何してるんですか?」



私は柚月先輩に近寄った。

周りからの視線は、気にしないことにしよう。




『桐乃ちゃん、顔赤いよ?
さ・て・は!陽斗となんかあ…―――』



「ありません!」



廊下でなんつーことを言おうとしてるんすか…

でも私顔赤いんだな(汗)





『ふーん?』




「柚月先輩、うざいです」



私は柚月先輩とは逆の方を向いた。



『ごめんごめん!』



柚月先輩は私に謝りながら、ニコニコしていた。




「反省してないですね?」







< 48 / 234 >

この作品をシェア

pagetop