いちごおれはお好きですか?
…気のせいじゃないよ?!
椎名先輩が私の方に歩いてくる。
え、え、ぇ…!
一人焦っていると、先輩は私の目の前に立ち止まった。
「あ、の…」
先輩は、何しに来たんだろう…
『早瀬』
椎名先輩は私の目をしっかりみている。
そして、
『応援さんきゅうな』
と言って私の頭をぽんっとして柚月先輩の元に帰っていった。
椎名先輩、私の声気づいてくれてたんだ。
顔が赤くなるのがわかる。
…嬉しいよ/////
『桐乃!』
美也が私のところに来た。
「美也~!」
『良かったじゃん!』
美也はそう言って私の肩を優しく叩いた。