いちごおれはお好きですか?
『は、陽斗!冗談だって~♪……ごめんなさい(泣)』
そう言って柚月先輩は私から離れた。
今度は柚月先輩が涙目になっていた。
……?
『じゃ、俺は帰ろっかな~(汗)美也ちゃん、一緒に帰ろ♪』
柚月先輩は荷物を持って、美也に駆け寄った。
『…いいですよ♪じゃあね!桐乃!』
美也はそう言って二人は保健室からいなくなった。
…なんなんだ、あの人たち。
美也、帰っちゃったし(汗)
そろそろ私も帰ろうかな…。
「椎名先輩…そろそろ帰りませんか?」
椎名先輩は小さく頷いた。
そして、
『ほら』
と、私の前にしゃがみこんだ。
「…え?」
私には椎名先輩の行動がよくわからなかった。