いちごおれはお好きですか?





私の心臓の音、椎名先輩に聞こえてたりして…

…恥ずかしいな////





『早瀬』



椎名先輩は小さな声で私の名前を呼んだ。




「はい。」




『早瀬のおかげだよ』



先輩の声がいつもより優しい気がした。




「…?何がですか?」



私には椎名先輩の言ってることがわからなかった。

私、椎名先輩になんにもしてない。…逆にしてもらっちゃったし。




『秘密』



椎名先輩はちょっと意地悪そうな声で言った。

ツンデレですか////?←




「あ、ここ私の家です。」



あっとゆうまについちゃったなあ…。
先輩はゆっくりと私をおろしてくれた。




『じゃあな。』




「椎名先輩!」



私は背中を向けた椎名先輩をを呼び止めた。




『…?』




「ありがとうございました!」


先輩は優しく笑って、手を振りながら帰っていった。







< 71 / 234 >

この作品をシェア

pagetop