いちごおれはお好きですか?

メイドと執事







『文化祭でメイド喫茶やるの、夢だったんだよね~♪』



目をキラキラ輝かせながら話す美也。



…メイド喫茶ってさ、

おかえりなさいませご主人様♪
ってやつだよね?




「…やだ」



『なんでよ~!メイド服とか超可愛いじゃん!』


あんなフリフリの洋服なんて
着れないし!

てか恥ずかしすぎるでしょ!




『ねえねえ!文化祭でさメイド喫茶やらない?』


美也はクラスのみんなに聞いた。




やるわけないじゃ…―――



『…なんか楽しそう!』


…へ?


『やってみたい!』


…へ??


『だってさ桐乃。みんなやりたいって言ってるよ?♪』



勝ち誇った顔で私を見る美也。




「えぇ~!?(泣)」










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