いちごおれはお好きですか?
「…ちょっと屋上行ってくる」
『はいよ♪』
私は椎名先輩に執事喫茶のことを聞きに屋上に向かった。
ガチャッ――――
『早瀬?』
「こんにちはですっ」
椎名先輩は寝転がって空を見ていた。
今日も格好良いな。
『どーしたの?』
先輩は座り直してから聞いてきた。
「あの…、先輩が執事喫茶するって本当ですか?」
先輩は少し驚いた顔をしている。
『誰に聞いたの?』
「柚月先輩です。」
『…やっぱり』
柚月先輩の名前を聞いたとたん、先輩は嫌そうな顔をした。