いちごおれはお好きですか?
「あの…―――」
『座りなよ』
私は先輩言われるがまま隣に座った。
「先輩はやらないんですか?」
『…?』
「…執事喫茶」
椎名先輩は小さく頷いた。
そっか。やらないんだ…。
何がっかりしてるんだろう。
でも…
「執事の先輩、見てみたいです…」
『……早瀬?』
私、今の声に出てたよね…!
びっくりしながら私を見る椎名先輩。
「あ、その、違うんです!えっと…、すいません…/////」
顔があつい。
あー、何言ってるんだろ私。
『…わかった』
「…へ?」