いちごおれはお好きですか?

椎名先輩







キーンコーン…―――



1時限目終了のチャイムが鳴った。



結局私は椎名先輩が寝ている間もずっと屋上にいた。



てか椎名先輩を観察していた。



寝顔、可愛いな。

なーんて思っちゃったり。



あ、美也からメールだ。


『2時限目もサボるの?』




えっと…


「今から帰るよ♪」



よし。帰ろう。



「椎名先輩、また会いたいです。」



私は小さな声で呟いて、屋上を後にした。








――――バタンッ






『…すぐ会えるよ。』





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