いちごおれはお好きですか?





『早瀬と二人きりになれたから、別にいい』



先輩は私の顔を赤くするのがうまいと思う。


先輩は私の手をつかんだまま
歩き出した。




「先輩は…」



『…ん?』



「いえ、何でもないです。」



先輩は…
好きな人いるんですか?

なんて聞けるわけない。








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