中2的人生論
「先生!
私、可哀想なんかじゃ
ありません!」

手を高く挙げ
先生に宣言する。

「教室の奴らに
なんと言われようが
私は可哀想じゃない!」

今回は先生の目を
真っ直ぐ見据えて。

「教室の奴らに
私を可哀想だと言った
ことを後悔させて
やりますよっ!」

そう言い切ると
私は保健室を飛び出す。

「お大事にー」

なんて先生の声が
遠くから聞こえる。

中2病は今日も進行中。

誰も私を止められない。
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