中2的人生論
コンコンと
保健室の扉をノックする。

すると保健室の扉の
向こうから、

「はーい、どうぞ。」

と先生の声。

「失礼します。」

そう言って扉を開け
中へ入る。

「あなただったの。
昨日は『私はぼっちの救世主になってやるんだあー』って勢いよく出てって…」

「うわああ…
私ってそんな痛い子
でしたっけ…?」

「十分痛かったわね。」

…私は何をやってたんだ。

中2病って本当に
困ったものである。
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