お姫様は妄想族。

Let's try!!

「きてしまった…。」
どこにきてしまったかって?
城南高校にきてしまったんだよ!!
結局、あの後は逃げ帰り夏目くんは今日学校に来ていないらしい。
で、一人で来たわけですよ!
「やっさん、夏目くん!まってろよ、美菜さんが殴り込みに、じゃなくて、謝り込みに行ってやるからな。」
夏目は何となくココに居る気がする!
説教してやらなきゃ!!
学校をサボるなんて、
「誰だよ、お前。」
…。誰?
アタシが聞きたいよ、
「あなたこそ誰?」
「あぁ゛?」
…。美菜ピンチ。
睨まれてるよ。
オーラが素晴らしく怒ってらっしゃる!
「用が済んだら帰るわ。あなたには迷惑はかけない。悪いけど、中に入らせて貰うから、誰が何と言おうともね。」
美菜決まった!
かっこいい。
(今の気分は仕事の出来るOL風)
このまま後はカッコ良く通り過ぎるだけ!
「お前。誰だよ、何しに来た?」
ちッ。
カッコ良く通り過ぎるだけだったのに、
「綾瀬 美菜穂。」
名前だけで十分でしょ。
「サヨナラ。」
今度こそ、成功させるわよ、
< 31 / 56 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop