世紀的大恋愛
だからこそ。
学校に来られちゃ困るわけだ。
素でいられない…。
振る舞いだってそう、勉強だってそう。
生活態度だって…。
もしも、もしも万が一。
本性なんてバレたらたまったもんじゃない…。
それだけは避けたかった。
「いやだ!え~、馬鹿なのわかるじゃん…。」
今更何を言っても、どうもならないことなんて
わかっていた。
だけど認めたくない自分がいつまでも存在していた。
…よし、残りの平和な二年生生活を楽しもう(笑)
そう切り替えることで少し楽になった。
それから。
無事に私は二年生の過程を終え、通知表を貰った。
開けた瞬間、広がったのは…3の嵐(笑)
笑った、いや苦笑した。
微妙に4が混じっている。
私は、終業式を機に勉強することを決めた。
だがやはり続くわけがなかった。
旅行や遊びや、なんやかんやで毎日を費やしていた。
ふっとやらなければと気づいたのは
始業式の二日前。
もう手遅れ。私はそう想った。
今までの毎日の過ごし方を振り返ると後悔ばかりが
私の中で渦巻いている。
どうにもならないと悟った私は
とりあえず春休みの課題を済ませた。