君に恋した
混乱

長谷川里奈の企み




「春瀬。」







『どうして先生がここに?』








「走っていく、お前が見えたからさ。」








『………。』








「お前、泣いてたろ?何があったんだ?」








『別に。』








「春瀬はいつも何にも話してくれないな…。」








そう言って、横に座ってくる。








『本当に何でもないですから。』








「……俺は、春瀬の悲しそうな顔を見たくないんだよ。」







『………!!』





< 100 / 292 >

この作品をシェア

pagetop