君に恋した



「だってさ、授業も自習だったし。朝、なんかあった?」







『……実はさ…。』







美桜にはすべて話した。







先生に抱きしめられた事や、今朝のこととか。







「ま、まじで!?」






『……うん。』







「……本当に何にもないんだよね…?」








『ないよ。』







「長谷川里奈またなんか仕掛けてくるよ。香凛を突き落としたのもあいつの仕業なんでしょ?」








『うん…。』








「とりあえず様子みるしかないね。」







『…そうだね。』







――――
―――
――





翌日、学校へ行くと、学校中が異様な空気に包まれていたのは言うまでもない…。






< 115 / 292 >

この作品をシェア

pagetop