君に恋した


結局学校に行く勇気がなくて休んでしまった…。








『私、どうしたらいいんだろ…?』









今日は1日引きこもっている。









『逃げても仕方ないか…。頑張って向き合ってみよう。』











――――
―――
――










翌日―――








正門まで来たのはよかったが…。









『………。』








おとといの騒ぎがおさまってなかったら…と思うとなかなか踏み出せない。









くそっ女は度胸だ!!
と心中で叫び、教室に向かう。









ガラ―――







私が教室に入ると、一瞬にして静まり返る。








『(気まずい…。)』





そう思っていると……









「香凛!!おはよ!!」








『あ、美桜…。おはよ。』








「昨日連絡とれないから心配したんだよ~。」







『ごめん。あのさぁ、おとといあの後どうなったの?』








「え?あ、あぁ、あの後ね…。」








まさか私からその話しをしてくるなんて、思わなかった様で、美桜も動揺しながら話してくれた。






『へぇ~教頭がねぇ…。』







「あ、あのさぁ、香凛はこれからどうするの?」







『中村とちゃんと話すよ。』








「そっか。香凛…強くなったね。」







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