君に恋した
『って言うかさ、私は先生のこと"お兄ちゃん"って言わなきゃいけないの?』
「………。複雑だな…。」
『でも悪くないか。"お兄ちゃん"』
「/////。」
『照れるなよ…。』
「ま、まぁ呼び方はなんでもいいだろ。重要なのはこれからの事だよ。」
『これからか……。』
「香凛。一緒に暮らさないか?」
『え~。』
「え~じゃない。なんかお前生活荒れてそうだしな。俺の家、広いし綺麗だし、久遠の家から近いし。」
『……。まぁ楽できそうだから、そうしようかな。』
「なんだそれ。まぁいいか。今度の週末にでも引っ越して来い。」
『了解しました。』
「そういえば、久遠と倉原と松岡には本当のこと話したからな。お前の大事な人達だろ?」
『……うん。わかった。ありがとね。』
そして中村は帰っていった。