君に恋した



『……ねぇ、聞くの忘れてたけどさ、お、お、お兄ちゃん…って彼女と住んでたりしないよね?』







私の質問に3人も興味津々だ。







「……はぁ?そんなのいないし…なに言ってんだお前。」








『だって、もし同棲してたら私、超空気読めてないじゃん!!気まずいし…。』









「女と住んでたら、一緒に住もうなんて言わねぇよ。」









『じゃあなんでこんなマンションに住んでるの?一人にしては広すぎじゃない?』









「いつか、香凛と住むかもしれねぇから広めの借りただけだ。」







『そっか。』








「くだらないこと言ってないで荷物運べ。」








『はーい。』









「俺の部屋5階だからな。」











ガチャ―――





『お邪魔します…』






「「「お邪魔しま~す!!!」」」





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