君に恋した
しばらく犬たちと戯れてから田中さん家を後にした。
「またいつでもいらっしゃい。」と言ってくれた。
「なんか楽しかったな。」
『うん。楽しかった。』
「まぁポチっ名前には衝撃受けたけど……」
『あ!!私も!!でも、他の子も、サブローとかなかなかの名前だったよね。』
「たしかに。田中さんのネーミングセンス最高。」
そんな話をしながら笑いあう。
「最近、香凛よく笑うようになったな。」
『え?そうかな…?』
「うん。」
『きっと蓮のおかげだね。』
「え?ま、まじ?」
『なんちゃって~』
「なんだよそれ~」
あはは……いてまでも、こうやって2人で笑いあってたいと本気で思った。