君に恋した

とりあえず居間に案内して、お茶をだす。






『ど、どうぞ。』







チラッと時計を見ると、2時を過ぎていた。







寝過ぎたな…。








『ちょっと服着替えてきますね。』







と、言って部屋に戻る。








状況から察するにお兄ちゃんのご両親とみた。







早く帰って来いよ。マジで。







急いで着替えて、居間に行く。







『すいません。遅くなって…。』









「いいのよ。突然押しかけてごめんなさいね。」







ふふっと笑うお母さん。








そういえば彼女と勘違いされてたんだった……どうしよう……。






「今日俊哉は？」








『仕事だって言ってましたよ。』








「あら、そうなの……。」







「だから、連絡してから来た方がいいっていっただろ。」







「だって……驚かせたかったんですもの……。」