君に恋した



「変なことなんて言ってないわ。私、あれ言われてみたいの!!」








『あ、あれって?』







「"娘さんを僕にください!!"ってやつよ。」








『/////。』
「/////。」








『お、おばちゃん何言ってんの!?』







「いいじゃない、香凛ちゃんは私の娘同然なんだから。」





『それは、そうだけど…』







「香凛お姉ちゃん!!」






その時子供の声がした。






『あ、咲ちゃん。元気だった?』







「うん!このお兄ちゃんだぁれ?」






蓮を見て首をかしげる咲ちゃん。








『お姉ちゃんの大事な人だよ。』






そう言う。






「大事な人?」








『うん。』







「初めまして。えっと咲ちゃん?お兄ちゃんは蓮って言うんだ。よろしくね。」







「うん!ねぇ一緒に遊ぼ!」







「『よし、遊ぼう!』」





――――
―――
――





< 178 / 292 >

この作品をシェア

pagetop