君に恋した
誕生日
初デートから数日。
「初デートで施設に行くなんて、ありえない。」
『いいじゃん。』
「楽しかったしね。」
「俺も美桜の育ったところに行ってみたいな。」
「じゃぁ今度行こうか。」
「『(おいおい…。)』」
『私、トイレ行ってくる。』
「おっけ~。そういえば、来週香凛の誕生日じゃん。今年は何あげようかな~。」
「ぶーっ!!ま、まじで!!」
「ちょっと蓮くんお茶飛ばさないでよ!!汚いなぁ~」
「な、何日?」
「お前、彼女の誕生日も知らねぇのかよ。」
「う…。で、何日?」
「9月17日。」
「今日は10日だから……ちょうど一週間後じゃん!!」
「そうだよ。プレゼント何あげるの~?」
「えっと…何がいいかな…?」
『何の話し?』
「うわっ!!」