君に恋した
『ま、待ってよ!私絶対嫌だ!』
「我が儘言わないでくださいよ~」
「香凛がシンデレラなら俺が王子様やる!」
蓮が手をあげる。
「あたしが王子様やりたい!」
美桜さん何言ってんですか……
「全部くじなので、じゃぁ王子様役は……」
本当に勘弁してくれ。
もう嫌だ…。
「ジャン!おぉ!な、なんと!希望通りですね!倉原くんです!」
「よし!」
「え~やりたかった~」
落ち込む美桜に喜ぶ蓮。
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「……以上です。呼ばれなかった人は、裏方で。では終わりです。」
「魔法使いか~地味ね。」
『………。』