君に恋した


『ま、待ってよ!私絶対嫌だ!』








「我が儘言わないでくださいよ~」








「香凛がシンデレラなら俺が王子様やる!」






蓮が手をあげる。








「あたしが王子様やりたい!」









美桜さん何言ってんですか……








「全部くじなので、じゃぁ王子様役は……」








本当に勘弁してくれ。









もう嫌だ…。








「ジャン!おぉ!な、なんと!希望通りですね!倉原くんです!」







「よし!」







「え~やりたかった~」








落ち込む美桜に喜ぶ蓮。







――――
―――
――







「……以上です。呼ばれなかった人は、裏方で。では終わりです。」








「魔法使いか~地味ね。」







『………。』






< 191 / 292 >

この作品をシェア

pagetop