君に恋した

プレゼント



パァン―――






「香凛!誕生日おめでとう!」







『ありがとう。』







クラッカーをならして出てきた蓮に笑みがこぼれた。







「さぁ入って。」






『うん。お邪魔します。わぁすごい。蓮が飾り付けしたの?』








「うん。」







リビングに行くと、部屋は綺麗に飾り付けてあって、テーブルの上にケーキがあった。








『ケーキだ。いつ買ったの?』







「実は昨日買ったんだ…。ちゃんと冷蔵庫に入れておいたから大丈夫。」








『ふふっありがとう。』








「香凛。こっち座って。」








『うん。』






「プレゼント、すごく悩んだんだけど、これにしたんだ。」







そう言って小さい箱をさしだす。







『ありがとう。開けていい?』







「うん。」






< 193 / 292 >

この作品をシェア

pagetop