君に恋した
プレゼント
パァン―――
「香凛!誕生日おめでとう!」
『ありがとう。』
クラッカーをならして出てきた蓮に笑みがこぼれた。
「さぁ入って。」
『うん。お邪魔します。わぁすごい。蓮が飾り付けしたの?』
「うん。」
リビングに行くと、部屋は綺麗に飾り付けてあって、テーブルの上にケーキがあった。
『ケーキだ。いつ買ったの?』
「実は昨日買ったんだ…。ちゃんと冷蔵庫に入れておいたから大丈夫。」
『ふふっありがとう。』
「香凛。こっち座って。」
『うん。』
「プレゼント、すごく悩んだんだけど、これにしたんだ。」
そう言って小さい箱をさしだす。
『ありがとう。開けていい?』
「うん。」