君に恋した


どれくらい経っただろう…。






ガラッ





うっすらとした意識の中、誰かの気配がする。







蓮かな?






体に重みを感じる。
そして……



唇にキスされているような気がする。






『……ん。』








だんだん目が覚めてくる。







『………!!』







目の前にいる人を見て驚く。





なんと、クラス委員の鈴木くん。








な、なんで私の上にいるんだ。しかもキスされている……







はっとして、鈴木くんの肩を押して、離れようとする。







しかし、熱のせいもあって、なかなか離れてくれない。







やだ……





蓮以外とキスしたくない。






必死に身をよじる。






『……!!』






突然ブラウスのしたから、てが入って来た。






『や、やめて……!』






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