君に恋した


翌日退院した。






「今日は1日ゆっくりしてろ。」







『うん。』








それから私は、学校を休み続けた。








――――
―――
――






「香凛今日も休みかぁ~。もう一週間だよ。」






「……家行っても会ってもらえないんだけど…。そんなに具合悪いのか…?」






「………。あ!!そういえば!!」






美桜が何かを思い出したように鈴木のところへ行く。







「あんたさぁ、香凛に何してたわけ?」








「え?何のこと?」







「とぼけんじゃないわよ!!あたし見たんだから!!」







「美桜ちゃん。なんかあったの?」







「…………。蓮くんにはいいにくいんだけど……こいつ……具合悪い香凛を……「僕は、何もしてない!!」







鈴木が叫ぶ。







< 218 / 292 >

この作品をシェア

pagetop