君に恋した
「俺、あいつ殴った。」
『………。』
「俺の香凛を傷つけたから。」
『私ね……蓮に申し訳なくて…。』
「………。」
『たくさんお風呂に入って、口も体も洗ったけど消えなくて……』
そう言いながら、蓮を押し倒した。
『蓮に消してほしくて……気持ち悪い?他の男に襲われた女なんて抱きたくない?』
涙が出そうになった。
自分で、ブレザーを脱ぎリボンを取り、ブラウスも脱ぐ。
そして、蓮の制服も脱がせようとすると蓮が起き上がり、抱きしめてくれた。
「香凛…。」
『………っう……グス。』
「気持ち悪くなんてない。香凛……最後まではされてないよな…?」
『……うん。』
「……何された?」
『……キスされた…。あと……少し体触れた。』