君に恋した


「お嬢さん。私と一緒に踊っていただけませんか?」







蓮が出てくる。






『はい。』






二人で踊る。







ゴーンゴーン





『もう12時だわ。私帰らないと。』







「待ってください!」








シンデレラでお決まりのガラスの靴を落とし、ステージから去る。







――――
―――
――




「この靴の持ち主を探しています。」





王子様家来役の人が言う。





「私のよ。」





「いや私のよ。」







「あなた方ではないようです。そこのお嬢さんはどうですか?」







「その子は舞踏会には行っていませんよ。」






継母が言う。








「みなさんに試していただいてるので。どうぞ。」







『はい。』







「ぴったりだ。どうかお城に来ていただけませんか?」






『はい。』






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