君に恋した
「俊哉に心配かけちゃダメよ?」



『はい。そう言えば、お兄ちゃんと知り合いなんですね。』



「えぇ。昔付き合ってたの。元彼ってやつよ。」



『え!?』




篠原先生の話を聞くために3人で近くのカフェに入った。




「あの…俺も聞いていいんですか?」



「私は構わないわ。」



「そうですか。」



「私と、俊哉は高校2年生の頃から付き合ってたんだけどね。それから同じ大学に行ったの。まぁ私は医学部。俊哉は教育学部だったけど。」




『………。』




「妹がいるのは聞いてたわ。家庭の事情も。私たちは結婚も考えてたのよ。」




『そ、そうなんですか…。』




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