君に恋した


『うっ……。』



「よしよし。もっと早く香凛に出会いたかったな。」



『グスッ……なんで?』



「もっと早く出会ってれば、もっと早く香凛を救ってあげられたから…。」



蓮の腕に力が入る。



『私は、もう蓮がいればいい。親がいなくても…。でも、蓮がいなくなったら生きていけないよ…。』



「俺はそばにいるよ。俺も香凛がいなきゃダメだから。」




そして、二人で私の家に向かう。





――――
―――
――



『いつも送ってくれてありがとね。』



「彼氏ですからね。」



『っふふ。また明日ね。』



「じゃぁね。」



チュッと軽くキスをして蓮は帰っていった。




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