君に恋した

クリスマス



キーンコーンカーンコーン


学校終了のチャイムがなる。



「じゃあ行きますか!」



「「『お~!』」」





――――
―――
――






「「お邪魔しま~す!」」


「どうぞ。」



『お邪魔します。』




「じゃあ始めますか!」



「「「『メリークリスマス!』」」」



学校帰りにスーパーでご飯とケーキを買ってきた。




「はい。香凛。」



『ん?あ、ありがと。開けていい?』



「いいよ~」



『……あ、ピンキーリングだ。』



早速つける。



『可愛い。ありがと。』



「おう。」



『私からも……はい。』



「さんきゅ。……ピアスじゃん。」



『うん。私とお揃いなの。』



耳に髪をかけて見せる。



「あれ?香凛ピアス開けてたっけ?」



『美桜に開けてもらった。』



「そっか。俺もつけよ。」


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