君に恋した
「香凛、どんなのにするの?」
『え!?』
急に美桜に話しかけられビックリする。
こんなセクシーなの見てたらまたからかわれる。
『ふ、普通の。』
「ふ~ん。あ、この下着可愛い。」
ぎょぎょ!?
美桜が手にとったのは、可愛らしいデザインのひもパンだった。
『み、美桜ひもパンはくの?』
「え?うん。たまに。」
美桜さん。私は知らなかったよ…。
『……やっぱり、男の人はその……ひもパン……好きなのかな?』
こんなこと絶対お兄ちゃんには聞けない。
となると、時々はくと言う美桜に聞くしかない。
「う~ん。人にもよるんじゃない?どうして?」
正直に蓮に言われたことを話した。
『たぶん、冗談だと思うけど…。』
「じゃあ思いきってはいてけば?」
『ま、まじ?』
「まじ。真吾は時々はくと嬉しそうだし。蓮くんドキッとするんじゃない?」
真吾くん………聞いてはいけないことを聞いてしまったよ。
ごめんなさい。