君に恋した
『はい。出来上がり。』
「わぁーい!いただきま~す!」
『どうぞ。』
ガツガツ食べる蓮。
『美味しい?』
「うん。うまい。」
『よかった~。』
二人でご飯を食べて、まったりする。
「香凛。今日はどうしてそんな可愛い格好してるの?」
『こういう格好嫌い?』
「嫌いじゃないよ。むしろ好きだけど。」
『私、もっと女の子らしくしないと蓮に嫌われちゃうと思って…。』
「そんなこと考えてたの?俺がそんな理由で香凛を嫌いにならないよ。」
『よかった~でも、私、これからちゃんとお洒落するよ。』
「髪巻いてるのなんか新鮮。」
私の髪をいじる蓮。
そんな会話をしているうちに、もうすぐ夜中の12時。
『あ、あと五分で蓮の誕生日だね。』
「本当だ。」
『5、4、3、2、1…』
12時になると同時に蓮にキスをした。