君に恋した
翌朝。
『ん~…。』
まだ蓮は寝てる。
寝てる蓮にそっとキスをする。
「ん…?香凛?おはよ。」
チュッ
蓮は朝起きると必ず私にキスをする。
『おはよ。』
「もう12時かぁ……風呂でも入るか?」
『うん。』
「今日はどこ行く?」
湯船に浸かりながら聞いてくる。
『年末はどこも混んでるよね。』
「だよな。夜まで家でのんびりするか。」
『うん。なんか私たちいつもそうだよね。』
「あははっ。そうだな。さて、香凛。体洗ってやるよ。」
『え?自分で洗うよ。』
「いいから。」
『ちょっと…くすぐったい。』
泡のついた手で体をこすられる。