君に恋した

休みの日はほとんど美桜の家に来ている。




特に何をするわけでもなく、二人でゴロゴロする。




『おばさんのケーキ美味しい。』




「美味しいよね~。」




『ちょっとトイレ行ってくる。』




「わかった~」





ジャー―――



トイレを済ませて、美桜の部屋に戻ろうとすると―――



「香凛ちゃんも引き取ってあげられたらいいのにね。」




おばさんの声が聞こえてきた―――




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