君に恋した
『そうですか…。お兄ちゃんをよろしくお願いします。』
「はい。」
ニコッと笑う篠原先生。
『まさかお兄ちゃんがこんなきれいな人と結婚するなんて…』
「どういう意味だ。」
『別に。じゃぁもう篠原先生じゃないんですね。真優香さんって呼んでいいですか?』
「もちろんよ!こんな可愛い妹ができるなんて…嬉しいわ!」
『私も嬉しいです!ちなみに結婚式は…?』
「今月の14日にやるつもりだ。」
『バレンタインに!いいね~ってもうすぐじゃん!あと2週間か…。』
「そこしか予定合わなくてな。」
『へぇ~。』
「式は親しい人だけでやるつもりだ。倉原は呼んでいいぞ。あと久遠と松岡も。」
『わかった~。』