君に恋した
「倉原蓮。」



「はい。」



大好きな人の名前が呼ばれる。




「松岡真吾。」



「はい。」



親友の大切な人。




「春瀬香凛。」



『はい。』



お兄ちゃんに出会ったのもこの学校だったな。




「以上。36名。」




私が高校教師になりたいのはお兄ちゃんの影響だ。



お兄ちゃんみたいな教師になりたいと思っている。





――――
―――
――




あっという間に卒業が終わった。



退場するとき少し泣いてしまった。



たくさんの思いでのある学校を去るのが悲しくて…。



いつか、この高校の先生になりたい。


強くそう思った。



「なぁ4人で写真撮ろうぜ!」


「いいねぇ~」



「並んで~」



卒業証書を片手に4人で写真を撮った。



「はいチーズ。」



カシャ



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