君に恋した
卒業を終え、4人でファミレスに来た。
「皆の卒業を祝して!かんぱ~い!!」
「「『乾杯!!』」」
今、まさにジュースで乾杯しているところだ。
「なんか、卒業式感動しちゃった。」
「俺も感動したよ。」
「香凛。泣いてただろ。」
『え!?気づいてたの?』
「まあね。」
『思い出がたくさんありすぎてさ…なんか寂しくなっちゃった。』
「そうだな。」
思い出を語りながらいつまでも話していた。
帰り道。
蓮と手をつないで歩く。
「明後日は引っ越しだな。」
『うん。』
「これからは毎日一緒だな。」
『そうだね~。』
「こうやって香凛を送るの最後か…。」
『同じところに帰ることになるからね。』
「いいなそれ。」
『うん。』
あっという間に家に着いた。
「じゃあまた明後日。」
『バイバイ。』