君に恋した
一人じゃない
「家の息子を殴った生徒はどこにいるの!!!」
と、突然大きな声が聞こえてきた。
「ちょっと待ってください。今、事情を聞いてるところなので…」
「いいから出しなさいよ!!」
先生のなだめる声とヒステリックな声がだんだん大きくなってくる。
ガラ―――
すると、勢いよくドアが開いた。
「あなたね!!真人を殴ったのは!!」
『………。』
「よくも大事な真人を…先生!!この子を転校させてください!!」
「お母さんちょっと待ってください。」
「こんな危険な生徒がいるなんて…安心して子供を学校に通わせられません!!」