君に恋した


『もういい。』





「はぁ?何がいいって言うの?」





『殴ってごめんなさい。許してもらえなくていいです。問題起こしてすみませんでした。』





と言って、頭を下げた。






「謝って済む問題じゃないわ!!だいたいあなたねぇ…」





「母さんもういいよ。」





母親の言葉を遮って、真人が言った。





「でも…」






「いいから…もう行こ。」





そう言って、保健室から出ていった。





< 45 / 292 >

この作品をシェア

pagetop