君に恋した
「お・は・よ!!」
『……おはよ。』
そう言うと、何やら満足そうにしていた。
『私いったよね?あなたのことに苦手だって。』
「でもさぁ、俺のことよく知らないって言ってたじゃん?だからこれから知ってもらおうとおもって。」
『……興味ないし。』
そう言って、歩き出す。すると―――
「蓮君!!」
猫なで声を出した、女子が来た。
「こんなところで何してるの?」
「別に何もしてないけど。」
何となく、その女子に見覚えがある。
『(誰だっけ?)』
思い出そうとしていると、猫女がこっち睨みつけてきた。