君に恋した
いじめ

嫌がらせ



次の日、休むわけにもいかず渋々学校に行く。






『………。』






下駄箱に着いて言葉を失った。






『(上履きない…。)』







なんて幼稚な悪戯…。







犯人はだいたい予想はついてる。







仕方がないので、職員室にスリッパを借りにいった。






売店に行けば売ってるけど、きっと新しいのを買ってもまた無くなる予感がするから。







ガラ―――






私が教室に入ると、今まで騒がしかったのが嘘のように静かになった。そしてまた、何もなかったかのように、騒ぎはじめる。







『(一体何なの?)』





そう思いながら、自分の席に行くと――





『………。』






………机がない。





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