君に恋した
変化

気になる人




『………。』





って言うかあんなやつ、苦手だったんだから別に彼女いたって関係ないじゃん。








なのに、どうしてだろう…








すごく悲しい。







私の中で、倉原蓮は"苦手な人"から"気になる人"になっていたんだ…。







でも、結局、倉原蓮は私のこととからかってたんだ。





他のやつらと一緒。







期待した自分がバカだった…。







そう思うと、涙が出そう。








『……ちょっと授業サボるわ。』








「え?香凛!?大丈夫?あたしも行こうか?」








『……大丈夫。一人になりたい…。』






「わかった…。」



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―――
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