Believe

しばらくぼーっとしていると
背後に気配を感じた。
そっと振り返ると…
そこには一人の少年。

170㎝は越えている高い身長
まだ幼さの残る整った顔立ち
色は明るく、柔らかそうな髪
…一瞬見とれたが
すぐに気を取り戻した。

どうしようか…
二人の間には
しばらく沈黙が流れた。

よし、帰ろう。
すぐに、帰ろう。

そう思って立ち上がったとき
「あのっ…」
少年が声をかけてきた。

< 7 / 20 >

この作品をシェア

pagetop