野球部のあなたとあたし
『話したいことがあるから、昼休み屋上に来て』
話したいこと………?
今更何を話すっての?
こっちには何もない。
あたしらは、もうとっくに終わってるんだから。
返事をする気にもなれなかった。
「話してみればいいじゃん」
沙弥の口から意外な言葉が出てきた。
「……なんでよ」
さっきまで絶対行かない気だったのに、沙弥に話したら行きたい…て思ってるあたしって、なんて意志薄弱なんだろう。
「別により戻そうなんて言ってるわけじゃないじゃん。まあ、それが目的だろうけど」
「戻す気はない」
「それを言えばいいんだよ。あっちは美那がそう思ってることすら知らないんだよ?」
確かに沙弥が言うと説得力がある。
「あくまでも、自分の気持ちが最優先だからね」
「………わかったよ」
あたしの気持ちは絶対変わらないからね?
話したいこと………?
今更何を話すっての?
こっちには何もない。
あたしらは、もうとっくに終わってるんだから。
返事をする気にもなれなかった。
「話してみればいいじゃん」
沙弥の口から意外な言葉が出てきた。
「……なんでよ」
さっきまで絶対行かない気だったのに、沙弥に話したら行きたい…て思ってるあたしって、なんて意志薄弱なんだろう。
「別により戻そうなんて言ってるわけじゃないじゃん。まあ、それが目的だろうけど」
「戻す気はない」
「それを言えばいいんだよ。あっちは美那がそう思ってることすら知らないんだよ?」
確かに沙弥が言うと説得力がある。
「あくまでも、自分の気持ちが最優先だからね」
「………わかったよ」
あたしの気持ちは絶対変わらないからね?