恋詩~僕のウタ~
1ファースト*前へ*
「あんたが好きなの」
そう君に打ち明けた
打ち明けてしまった
話してしまった
叶わないと知っていながら
君の気持ちを知っていながら
何故あんな事を言ってしまったのか
自分でもよくわからない
ホント私ってバカ
そう考えていた私に
返ってきた君の答えは
「ゴメン好きなコがいる」
―ー…やっぱり
わかりきっていたのに
抑えきれなかった
わかっていたハズだったのに
何故こんなに胸が苦しいのだろう
何故こんなに悲しいのだろうか
「うん、わかってた
知ってたの
だから……忘れて」
そう言って教室を後にした
私の目から涙が溢れ出てきた
止めどなく流れ続ける
どうしよう涙が止まらない
ホント私ってバカだと思う
でもこれはこれで
良かったのかもしれない
ずっとずっと
前に進みたかったのかもしれない
今回私はかなり成長したと思う
私は今回の事を生かして
アイツよりイイ男と付き合ってやる
そう明るく考えていたら
いつの間にか涙が止まっていた
私は前に進む
今度こそ私の気持ちに
応えてもらうために……
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