恋詩~僕のウタ~
4フォース*大切なヒト*
私に失うものなんて何もなかった
大切なものなど
失って悲しむものなんて
何もなかった
命でさえどうでもよかった
そんな時君に出会った
最初は正直言って苦手な奴だった
でもずっと一緒にいるうちに
ずっと話しているうちに
ずっと一緒に笑いあっているうちに
いつの間にか私の中で
大きな存在になっていたの
でも気づくのが遅かった
遅すぎたんだ
君がこの世から
いなくなってから気づくなんて……
本当に大切なものは失ってから
初めて気づくって本当だったんだね
でもそんなのってずるい気がする
そんなの気づかずに
全て失ってしまう気がする
それに君はこの私を
庇って死んだんだ
こんなの私のせいで大切なヒトが
いなくなったって
言ってるようなもんじゃん
だけど空を見上げたら君が
「そんな事言うな。前を向いて
自分を大切にして生きろ」
そう言って笑った気がする
だから私は君が命をかけて残した
君の大切なモノを
君がずっと大切にしてくれていた
想ってくれていた
この私自身を
私の君への想いを
大切に守って
生きて行こうと思ったんだ
だから私が君と同じところに
逝く日まで
ずっと空の上で見守っててね
ずっとそこで待っていてね
いくら君がこの世から
いなくなっても私の中ではずっと
大切な存在だから
そしてずっと君に伝えられなく
なってしまった言葉を今伝えます
ずっと貴方が好きでした
これからもずっと君の事が
大好きです